ヤエムグラ
リンドウ目 アカネ科
人里近くのヤブや荒れ地に生える1~2年草で、高さは30~50cmになります。
茎には下向きのトゲがあり、他の植物に寄りかかりながら立ち上がります。
日本全土と、アジア、ヨーロッパ、アフリカに広く分布します。
花は、4月~6月に咲きます。
外来のシラホシムグラとよく似ていますが、ヤエムグラの花は淡緑色で直径2mm程度であるのに対し、シラホシムグラは花が白色で直径が3mm程度と少し大きいのが特徴とされています。
また、シラホシムグラは輪生葉の上部の茎の節のところに長毛が生えているのに対し、ヤエムグラは毛がないことでも見分けることができます。
万葉集や百人一首にでてくる「やえむぐら」は、八重に茂った雑草(むぐら)という意味で、アサ科のカナムグラのことだといわれています。
(写真)2021.4.3 明石市明石公園
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