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マツグミ


ビャクダン目 オオバヤドリギ科 

アカマツ、クロマツ、モミ、ツガなどの枝に着生する半寄生の常緑低木で、高さは30~50cmになります。

花は7月~8月に咲き、鳥のメジロなどが花粉を運ぶといわれています。

果実は翌年の3月~5月に赤く熟し、グミの実のようなのでこう呼ばれています。

果実の中の種子には粘液がついており、果実を食べた鳥の糞のなかの種子がマツなどの枝に付着することにより種子が散布されます。

この果実は食べることができ、昔はガムのようにかんで楽しんだそうで、とりもちとしても使われたといわれています。

日本の固有種で、本州(関東地方以西)、四国、九州に分布します。

松枯れなどにより全国的に減少しているようで、24都府県でレッドデータブックの対象になっています。

(写真)2021.7.30 加東市下滝野(播磨中央公園)

(写真)花 2021.7.30 加東市下滝野(播磨中央公園)

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