コエンドロ(コリアンダー、パクチー)
セリ目 セリ科
地中海東部原産の一年草で、高さは0.3~1mになり、栽培されているものが時々野生化しています。 日本では、薬用植物として平安時代から栽培されてきたといわれています。 花は、4月~5月に咲きます。 花序の周辺部の花の外側の1枚が大きくて、先が深く切れ込み2枚の花弁のように見えます。 和名のコエンドロはポルトガル語の coentro が起源といわれ、江戸時代後期の本草綱目啓蒙という書物にコエンドロという名が書かれています。 果実や葉を乾燥させたものは香辛料としてカレーやソーセージに使われ、英語名でコリアンダーと呼ばれています。 生の葉はカメムシに似た独特の香りがあり、パクチーと呼ばれてタイ料理によく使われます。 同様に、中華料理では香菜(シャンツァイ)と呼ばれて使われています。 (写真)2016.6.5 多可町加美区豊部(加古川支流の杉原川河川敷)