オミナエシ
マツムシソウ目 スイカズラ科
ため池の土手、農耕地周辺の草地、定期的に草刈りや野焼きの行われる草原などに生える多年草で、高さは0.6~1mになります。 日本の北海道~九州と、朝鮮半島、中国、シベリア東部に分布します。 花は8月~10月に咲き、「秋の七草」のひとつになっています。 万葉集に秋の七草として「をみなへし」の名が書かれており、源氏物語でも女郎花として記述されています。 名前の由来としては、「女(おみな)圧し(へし)」として「美女を圧倒する美しさ」からという説、粟飯の別名が女飯であり花が粟飯の粟粒のように見えることからという説があります。 管理された草原環境が減少していることから、全国の19都府県でレッドデータブックの対象になっています。 (写真)2019.9.19 小野市来住町