オトコエシ
マツムシソウ目 スイカズラ科
林縁や日当たりのよい草地に生える多年草で、高さは0.6~1mになります。 日本の北海道~九州と、朝鮮半島、中国に分布します。 花は、8月~10月に咲きます。 花や生け花にした後の水は、醤油の腐ったような匂いがします。 名前の由来は、オミナエシに対して姿がたくましく白い花が咲くのでオトコエシとなったという説、黄色い粟飯(女飯)に見立てたオミナエシに対して、男尊女卑の時代に男性が食べていた白米の飯に見立ててオトコエシとなったという説があります。
背が低くて白色の花に淡黄色の花が混じったオトコオミナエシと呼ばれるものがあり、従来はオミナエシとオトコエシの雑種といわれてきましたが、雑種ではなくオトコエシの倍数体ということがわかってきました。 (写真)2017.9.5 丹波市山南町阿草
(写真)果実 2020.11.28 神戸市北区山田町下谷上(神戸市立森林植物園)
(写真)オトコオミナエシ 2016.10.16 丹波市山南町阿草
(写真)オトコオミナエシ 花 2016.10.16 丹波市山南町阿草