ヒヨドリジョウゴ
ナス目 ナス科
つる性の多年草で、山地や公園などの林縁で他の植物に絡みついて生えています。 日本の北海道~沖縄と、朝鮮半島、中国、台湾、東南アジアに分布します。 花は、8月~9月に咲きます。 葉や茎全体に白い柔らかな毛が生えています。 江戸時代中期に書かれた和漢三才図会(わかんさんさいずえ)という書物には、「その実が赤く熟すとき、鵯(ヒヨドリ)が好んで食べるので、鵯上戸(ヒヨドリジョウゴ)と名づけた」と書かれています。 しかし、赤く熟した果実は冬になってもよく残されており、鳥が好んで食べているようには思えません。 果実が黄色に熟すものもあり、キミノヒヨドリジョウゴと呼ばれています。 (写真)2016.9.11 丹波市山南町阿草