マルバマンネングサ
ユキノシタ目 ベンケイソウ科
山地や海岸の岩上、石垣に生える多年草で、高さは8~20cmになります。 日本の本州、四国、九州と中国に分布します。 花は6月~7月に咲き、雄しべの葯は裂開直前には橙赤色、裂開後は黒色になります。 葉は対生で質が厚く、幅の広い倒卵形で、他のマンネングサ類とは見分けが容易です。
図鑑などには生育場所は山地の岩上とよく書かれていますが、兵庫県の日本海側の自然が豊かに残された場所の海岸で岩の上に生えているのを見たことがあります。
常緑で乾燥に強いことから、屋上緑化などのグランドカバーとして植えられることも多く、この写真のものは河川のコンクリート護岸に生えていたことから、植栽されていたものが逃げだした可能性があると思われます。 (写真)2017.6.28 加古川市八幡町中西条(加古川河川敷)