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ヨメナ


キク目 キク科 

小川の縁や田のあぜなどの湿り気のある草地に生える多年草で、高さは0.5~1.2mになります。 日本の固有種で、本州(中部地方以西)、四国、九州に分布します。 花は7月~10月に咲き、舌状花が薄紫色をした日本の秋を代表する野菊のひとつです。 ヨメナの仲間は花の子房の上にある冠毛が短く、冠毛が4~6mmと長いノコンギクと見分けることができます。 オオユウガギクとよく似ていますが、頭花がオオユウガギクより少し小さく、冠毛の長さがオオユウガギクでは0.5~1mmでばらつきがあるのに対し、ヨメナは0.5mm前後でそろっています。 ヨメナの染色体数は2n=63で、オオユウガギク(2n=72)とコヨメナ(2n=54)が交雑してできたと考えられています。 春の若芽はよい香りがし、菜飯、あえ物、天ぷらなどにして食べられています。 万葉集には「うはぎ」という名で登場しており、この時代から摘み草として食べられていたようです。 (写真)2019.9.24 加西市玉丘町

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