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ホザキノミミカキグサ

  • shibata-t
  • 2019年8月16日
  • 読了時間: 1分

更新日:2020年12月10日


シソ目 タヌキモ科 

日当たりのよい貧栄養の湿地に生える多年生の食虫植物で、高さは5~20cmになります。 日本の北海道~九州と、朝鮮半島、中国、台湾、インド、東南アジア、オーストラリア、マダガスカル島に分布します。 花は、6月~9月に咲きます。 地中を横にはう地下茎の所々に小さな捕虫嚢をつけ、ミジンコなどのプランクトンを捕食します。 地下茎の所々に2~3mmの小さな根生葉をつけるほか、地上茎に2~4mmの鱗片葉をつけます。 ムラサキミミカキグサと似ていますが、花柄がほとんどなく、紫色の花の下唇にくし形の白い斑紋があり、前方に突き出した先のとがった距が目立つことで見分けることができます。 ムラサキミミカキグサよりはよく見られますが、生育する湿地が減少していることから、全国の33都府県でレッドデータブックの対象となっています。 加古川流域ではため池の周囲など生育できる湿地環境が比較的よく残っており、各地の小さな湿地で見ることができます。 (写真)2019.8.6 加西市網引町

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