セリバオウレン
キンポウゲ目 キンポウゲ科
山地の林内に生える常緑の多年草で、高さは花期は10cmほどですが花後は20~30cmになります。 日本固有種で北海道(南部)~本州(日本海側)に分布するオウレン(キクバオウレン)の変種で、本州(太平洋側や西日本に多い)と四国に分布します。 花は3月~4月に咲き、雌しべの退化した雄花と両性花があるといわれます。 花には白くて大きいガク片と小さな白い花弁があり、多くの花弁があるように見えます。 根茎は健胃・整腸薬の原料として利用され、丹波黄連(タンバオウレン)と呼ばれて兵庫県をはじめ福井県、鳥取県、広島県などで栽培されています。 (写真)2017.3.25 加西市網引町