タケニグサ(チャンパギク)
キンポウゲ目 ケシ科
日当たりのよい草地、荒れ地、がけ崩れ跡などに生える多年草で、高さは1~2mになります。 日本の本州~九州と中国、台湾に分布します。 花は7月~8月に咲き、花には花弁はなく、多数の雄しべと1個の雌しべがあります。 ガクは、花が開花したときに落ちてしまいます。 茎は中空で、折ると黄色い乳液を出し、皮膚に着くとかぶれることがあります。 多くのアルカロイド成分を含む有毒植物です。 茎が中空で竹に似ているので、竹似草(タケニグサ)と呼ばれています。 また、昔はベトナムから渡来した植物と思われていたことから、ベトナム中央部にあったチャンパ王国の名をとって占城菊(チャンパギク)とも呼ばれています。 江戸時代後期に書かれた本草綱目啓蒙という書物に、チャンパギクという名前が出ています。 (写真)2017.6.24 多可町中区