ノミノフスマ
ナデシコ目 ナデシコ科
やや湿った荒れ地、畑地、河原や田植え前の水田に生える1~2年草で、高さは5~30cmになります。 日本の北海道~沖縄と、朝鮮半島、中国、インド、ベトナムなどに分布します。 花は4月~10月に咲き、5枚の花弁は根元まで裂けて10枚あるように見えます。 ヨーロッパ、北アメリカ原産のノミノコブスマの変種とされ、ノミノコブスマはガク片が花弁より長いのに対し、ノミノフスマはガク片が花弁より短いことで見分けることができます。 漢字では「蚤の衾(ふすま)」と書き、衾とは平安時代などに使われた古典的な寝具で掛布団のように体にかけて使うもので、葉が小さいことから「ノミの掛布団」のような意味で名づけられました。 (写真)2015.5.5 多可町加美区