ムシトリナデシコ
ナデシコ目 ナデシコ科
南ヨーロッパ原産の1~2年草で、高さは30~60cmになり、荒れ地、道端、河原などに生えています。 日本には江戸時代末期に観賞用として持ち込まれ、北海道~九州に広く帰化しています。 花は5月~7月に咲き、通常は濃いピンク色ですが、淡紅色や白色のものもあります。 茎上部の葉の下に粘液を出す部分が帯状にあり、ここにアリなどの小さな虫がくっついていることがあるので、ムシトリナデシコと呼ばれています。 虫をくっつけますが食虫植物ではなく、花粉を運ばずに花の蜜だけを食べにくる虫を防いでいるのだと考えられています。
生態系被害防止外来種リスト:その他の総合対策外来種 (写真)2016.7.2 加東市野村