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ギシギシ


ナデシコ目 タデ科 

河川敷、畑地、道端のやや湿ったところや田のあぜなどに生える多年草で、高さは0.6~1mになります。 日本の北海道~沖縄と朝鮮半島に分布します。 花は、6月~8月に咲きます。 花が終わると内側の三つのガクが発達し、翼となって3稜のある種子を包みます。 ギシギシの仲間は、この翼の形で見分けることができ、ギシギシは翼の縁に細かいギザギザがあるのが特徴です。 春の若芽は白いオブラートのような薄い膜に包まれぬるぬるしていて、おひたし、油いため、汁の実、天ぷらなどでおいしく食べることができます。 ぬるぬるした感触が水生植物のジュンサイの若芽に似ているため、「オカジュンサイ」と呼ばれます。 根は羊蹄根(ようていこん)と呼ばれて、生薬の大黄(だいおう)と同様のアントラキノン類が含まれていることから、便秘などの緩下剤として使われます。 名前の由来は、花穂をしごいて取ろうとするとギシギシと音がするからという説と、鈴のように並んで着いた果実を振るとギシギシという音がするからという説があります。 江戸時代の「本草綱目啓蒙」という書物には、「ギシギシは京の呼び名」と書かれています。 (写真)2015.6.21 篠山市今田町

(写真)果実の拡大 2015.6.21 篠山市今田町

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