ミゾソバ
ナデシコ目 タデ科
田の畦、用水路、休耕田、溜池畔、小川などの水辺に生える一年草で、高さは0.3~1mになります。 日本の北海道~九州と、朝鮮半島、中国、台湾、ロシア(ウスリー、サハリン)に分布します。 花は7月~10月に咲き、花弁に見えるものはガクで、淡紅色のものから白色に近いものまであります。 溝に生えていて、ソバに似ていることから名づけられました。 葉の形が牛の額に似ていることから、ウシノヒタイとも呼ばれます。 江戸時代中期の書物「大和本草」には、「牛面草は俗の名で、また溝スバとは水辺に生ずること。牛の額というのは、ソバの葉に似て長いから。またイシミカワに似てあのような鋭い刺がない。茎葉は柔で色は青い。生の葉をすりつぶし、切り傷の出血を止める効がある」と書かれています。 (写真)2016.10.16 丹波市山南町
(写真)花の拡大 2016.10.16 丹波市山南町