ママコノシリヌグイ(トゲソバ)
ナデシコ目 タデ科
ツル性の一年草で、茎は1~2m伸びて、茎に生えた下向きのトゲで他の草や木に絡みつきます。 河川敷や林縁などの湿り気のある所に生えます。 日本の北海道~沖縄と、朝鮮半島、中国、台湾、ロシアの極東地方に分布します。 花は5月~10月に咲き、花弁のように見えるのはガクです。 茎だけでなく葉柄や葉の裏にもトゲがあります。 この名前はいつ頃つけられたのかよくわかりませんが、「継子の尻拭い」と書き、昔は草や木の葉で用を足した後にお尻を拭いていたことから、継子は葉の裏にもトゲのあるこの草で尻を拭けばよいという意味で名づけられたと考えられています。 韓国では「嫁の尻ふき草」と呼ばれているそうで、よく似た発想です。 (写真)2016.7.16 加西市網引町