イヌタデ
ナデシコ目 タデ科
野原、畑地、道端などに生える一年草で、高さは20~50cmになります。 日本の北海道~沖縄と、朝鮮半島、中国、インド、マレーシア、千島列島、サハリンなどアジアに広く分布しますが、日本には稲作とともに渡来した史前帰化植物といわれています。 花は、6月~11月に咲きます。 ハルタデとよく似ていますが、イヌタデは托葉鞘の縁に托葉鞘と同じくらいの長さの長い剛毛が生えているのに対し、ハルタデは剛毛が短いことで見分けることができます。 昔はこの花を赤飯に見立てて、ままごと遊びに使われたことから「あかまんま」とも呼ばれています。 葉に辛味があって食用に使われるヤナギタデに対して、辛味がなく役に立たないタデということで、イヌタデと名づけられました。 (写真)2016.11.3 西脇市落方町