ヒメガマ
イネ目 ガマ科
池や川の縁に生える多年草で、高さは1.5~2mになります。 日本全土と朝鮮半島、中国、ロシア、モンゴル、アジア、アフリカ、オーストラリア、南北アメリカに広く分布します。 雌雄同株で花は6月~8月に咲き、花粉は風で運ばれる風媒花です。 よく似たガマと違って、ソーセージのような形をした雌花穂の上に1.5~7cmの間を開けて雄花穂がつくのが特徴です。 また、葉の幅もヒメガマより少し狭く、1.5cmほどです。 雌花は熟すと綿くずのような毛を持つ種子がついて穂綿(ほわた)と呼ばれますが、風で運ばれて水面に落ちると水底に沈んで発芽します。 ガマと同様に雄花の花粉は「蒲黄(ほおう)」と呼ばれ、止血や擦り傷に効果があるといわれて使われてきました。 (写真)果実 2018.10.2 加東市上久米
(参考写真)花 2014.6.25 三田市大原