ヤブカンゾウ(ワスレグサ)
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キジカクシ目 ツルボラン科
川や池の土手や林縁に生える多年草で、高さは0.8~1mになります。 3倍体で八重咲のものをヤブカンゾウと呼び、一重咲きのノカンゾウ、ハマカンゾウも種としては同じとされ、これらを合わせたものをワスレグサといいます。 ノカンゾウ、ハマカンゾウは元から日本に自生していますが、ヤブカンゾウは有史以前に中国から帰化したと考えられており、日本では北海道~九州に分布しています。 花は7月~8月に咲き、種子ができないので匍匐茎(ランナー)を出して広がります。 若葉は、おひたしにして酢味噌で食べられます。 花のつぼみを乾燥したものは、中華料理でスープの具として使われます。 中国の漢文で「忘憂草」として登場するため日本では古くから「忘れ草」と呼ばれ、万葉集にも「恋しさを忘れさせてくれる草」ということで「忘れ草」の名前で登場します。 歌に詠まれているのは咲いている花ではなく、食用にされていた葉のことだといわれています。 (写真)2015.7.12 丹波市山南町
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(写真)花の拡大 2014.7.21 多可町加美区