ノハナショウブ
キジカクシ目 アヤメ科
湿地や湿った草原に生える多年草で、高さは0.4~1mになります。 日本の北海道~九州と、朝鮮半島、中国に分布します。 花は6月~7月に咲き、花びらの基部に黄色の筋が入るのが特徴です。 よく似たアヤメは網目模様が入り、カキツバタは白色から淡黄色の筋が入ります。 園芸用に栽培される花ショウブは、江戸時代にノハナショウブから作られたものです。 有毒植物といわれ、これまでは鹿や野ウサギに食べられずに残ってきましたが、最近は鹿が増えて食べる植物が減ってきたことから、ノハナショウブも鹿の食害を受けるようになってきたといわれています。 (写真)2015.6.13 加西市網引町