アマナ
ユリ目 ユリ科
日当たりのよい草地に生える多年草で、花茎の高さは15~20cmになります。 定期的な草刈りや野焼きが行われ、春には背の低い草が生えた状態の川や水田の土手で見られます。 日本の本州(東北地方南部以南)、四国、九州と、朝鮮半島、中国東北部に分布します。 花は、3月~4月に咲きます。 晴れた日には花は開きますが、曇りの日には閉じたままです。 球根(鱗茎)が地中の10cmくらいの深さのところにあり、そこから茎を伸ばして茎の途中に葉をつけますが、根が深いので地上から葉が出ているように見えます。 早春に葉を伸ばして花を咲かせた後、葉は夏頃まで残り、周囲の草が繁りだすと姿を消します。 鱗茎が食用になり甘い味がするのでアマナと名づけられました。 加古川の中流から河口にかけての護岸では定期的な草刈りが行われており、群生しているのを見ることができます。 (写真)花 2016.3.26 小野市黍田町
(写真)群生 2016.3.13 加古川市尾上町