アメリカネナシカズラ
ナス目 ヒルガオ科
北アメリカ原産のツル性の一年草で、河川敷、海浜、荒れ地などで見られます。 1970年代前半に東京の多摩川で確認されたのが最初で、現在では北海道から九州まで帰化しています。 葉緑素を持たず、様々な植物に寄生して生きています。 畑地に侵入して農作物に寄生することもあります。 発芽すると長いツルを伸ばして寄生する植物を探して右巻きで巻きつき、寄生根を出して養分を吸収するとともに地面にあった根は枯れます。 他の植物に覆いかぶさって繁茂している様子は、まるで黄色いそうめんが捨てられている感じです。 花は8月~10月に咲きます。 花序が穂状にならず花柱が2個あるところは、マメダオシ、ハマネナシカズラと同じでよく似ていますが、5個の雄しべが花冠から突き出ることと、ガクの中央脈が隆起しないことで見分けることができます。
生態系被害防止外来種リスト:その他の総合対策外来種 (写真)2016.10.23 高砂市高砂町