ヤマノイモ
ヤマノイモ目 ヤマノイモ科
つる性の多年草で、林縁や川沿いの土手などで普通に見られます。 日本の北海道(南西部)、本州、四国、九州、沖縄と朝鮮半島、中国、台湾に分布します。 雌雄別株で、花は7月~8月に咲きます。 雄花は立ち上がって咲き、雌花は垂れ下がって咲きます。 太った根(芋)は自然薯(ジネンジョ)と呼ばれて食用にされ、地下深くに1m近く伸びます。
芋は地上部の成長にしたがって縮小し、別の根に栄養が貯えられて毎年新しい芋と置き換わります。 葉は対生(まれに互生)で、脇に珠芽(むかご)をつけます。 種子で繁殖するほか、「むかご」で栄養繁殖もします。 「むかご」は、根と同様に食用にされます。 自然薯は食用として栽培されるようになってきましたが、同様に栽培されているナガイモは、中国原産の別の種類です。 (写真)花(雄株) 2016.8.15 多可町加美区
(写真)花(雌株) 2019.8.22 加西市西剣坂町
(写真)果実 2017.10.1 多可町加美区