ウグイス
スズメ目 ウグイス科
全長 14~16cm
留鳥で、林の藪に生息し、鳴き声はよく聞きますが、姿はなかなか見ることができません。 雑食ですが、夏場は主に小型の昆虫とその幼虫、クモ類などを捕食し、冬場は植物の種子や木の実なども食べます。 「ホーホケキョ」とさえずるのはオスで、他の鳥に対する縄張り宣言であるとともに、巣に餌を運ぶメスに対する「縄張り内に危険なし」の合図でもあるといわれています。 これに対し「ケキョケキョケキョ」と鳴くときは、侵入した者や外敵への威嚇であるとされており、これを聞いたメスは自身の安全のためと、外敵に巣の位置を知られないようにするために、エサの運搬を中断して身をひそめるといわれています。 ウグイスの糞(ふん)は、顔に塗ると角質層が柔らかくなって、小じわが取れたり肌のキメが細かくなり色白になるということで、古くから美顔洗顔料として使われてきましたが、ウグイスは大量飼育が難しく糞が採れないので、実際はガビチョウ科のソウシチョウを飼育して取った糞を原料に使用しているそうです。 (写真)2018.2.21 明石市明石公園