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ノリウツギ


ミズキ目 アジサイ科

高さ2~5mの落葉低木で、山地の林縁や草原の中の低木林に生えます。

日本の北海道、本州、四国、九州と南千島、サハリン、中国、台湾に分布します。 花は6月~9月に咲き、ハナカミキリやハナムグリなどの仲間の昆虫が多く集まります。 両性花と装飾花がつき、白い花びらのように見えるのは装飾花のガクです。 樹液を和紙をすくときの糊として利用したので、この名前がつけられました。 昔は青森県、秋田県、岩手県でノリウツギを「サビタ」、「サプタ」、「サンビタ」などと呼んでいたそうで、この地方から北海道の開拓に移住した人たちによって北海道では「サビタ」と呼ばれるようになったということです。 ノリウツギの装飾花は冬になっても枯れたまま落ちずに枝に残っているところから、北海道ではこの花を巡って次のような昔話が残っているそうです。 村の若者から思いを打ち明けられた美しい乙女がおり、若者に「この花が散ったら」と答えたので若者は喜んで花の散るのを待ちましたが、花はついに散ることがなかったという失恋の物語です。 (写真)2018.6.26 多可町八千代区

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