ナワシロイチゴ
バラ目 バラ科
落葉のつる性小低木で、日当たりのよい草地に生えます。
茎は木質化しますが立ち上がらず、他の植物の上に覆い被さりながら生育します。 日本全土と朝鮮半島、中国、台湾に分布します。 花は5月~6月に咲き、花びらは横に開かずに濃いピンク色の裏側を見せて立ち上がった状態で昆虫を誘引します。 そして受粉後はガク片が閉じて成長途中の果実を他の昆虫から守り、果実の成長とともにガク片は再び開きます。 果実は6月下旬~7月上旬に赤く熟し、酸味もあって大変おいしく、ジャムの原料として最適です。 稲の苗代をつくる頃に実がなるので「苗代苺(ナワシロイチゴ)」と呼ばれています。 (写真)花 2018.5.19 加西市網引町
(写真)果実 2018.6.26 多可町八千代区