サカキ
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ツツジ目 モッコク科
常緑の小高木で高さ10mほどになり、照葉樹林に生えますが、神社によく植えられています。
日本の本州(茨城県・石川県以西)、四国、九州、沖縄と済州島、中国、台湾に分布します。 花は6月~7月に咲き、花粉は昆虫が運びます。 茎の先端の冬芽が裸で弓のように曲がってとがっているのが特徴です。 名前の由来は、神事に使われることから神と人の境の木ということで「境木(さかき)」といわれるようになったといわれています。 古代から神事に使われ、古事記や日本書紀に書かれている「岩戸隠れ」の話に登場するのがこのサカキですが、当時はオガタマノキを初めとして様々な常緑樹を「サカキ」と呼んで神の依り代としており、この話に登場するのは必ずしも現在のサカキに特定されているものでもないようです。 この神話での登場部分は、「天照大神(あまてらすおおみかみ)が岩戸隠れしたときに、天岩戸(あまのいわと)の前で、太玉命(ふとだまのみこと)が天香山(あめのかぐやま)の賢木(さかき)を掘り起こして枝に八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)と八咫鏡(やたのかがみ)と布帛(ふはく;織物)をかけて捧げ持った。」というものです。
(写真)花 2019.6.17 小野市来住町
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(写真)果実 2019.1.7 加古川市八幡町