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クサギ


シソ目 シソ科

落葉の小高木で高さ4~8mになり、日当たりのよい林縁や道端などに生えています。

日本全国と朝鮮半島、中国に分布します。 花は7月下旬から9月に咲き、花粉は昆虫が運びますが、花にはアゲハチョウの仲間がよくやってきます。 ひとつの花は3日間ほど開いていますが、1日目は雄しべだけが熟し、2日目は雄しべがしおれて雌しべが受粉可能になり、3日目になると雌しべが残って雄しべが脱落し、自家受粉を防いでいます。 果実は10月~11月に藍色に熟し、媒染剤なしで絹糸を鮮やかな空色に染めることができるので、草木染に使われます。 枝や葉をちぎると特有の強い臭気がするので、クサギ(臭木)と名づけられました。 春の若葉は臭気が少なく、やわらかくておいしいので、山菜として郷土料理や精進料理などに利用されています。 クサギの若葉を食べるときには、塩もみをした後にゆでてアクを抜くと、臭気を減らすことができます。 (写真)花 2019.8.22 加西市西剣坂町

(写真)果実 2019.10.28 加西市畑町

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