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ヤマウルシ


ムクロジ目 ウルシ科

落葉の小高木で高さ3~8mになり、二次林や伐採跡地によく生えています。

日本の北海道、本州、四国、九州と朝鮮半島、中国、南千島に分布します。 雌雄別株で花は5月~6月に咲き、花粉は昆虫が運びます。 葉は4~8対の小葉と先端の1枚で複葉をつくり、枝に近い側の小葉が小さくなる傾向があります。 同じ仲間のヤマハゼやハゼノキと似ていますが、葉柄や複葉の軸は赤色を帯び、小葉は丸みを帯びているので慣れれば見分けることができます。 果実は9月~10月に熟し、中国・インド原産で栽培されているウルシの果実が無毛であるのに対し、短い剛毛が生えているのが特徴です。 樹液にはウルシオールという成分が含まれており、皮膚などに着くとかぶれるので注意が必要です。 特に春の新芽の出る頃はかぶれやすいですがウルシほど強くはなく、ウルシオールの含有量は樹木によって個体差があるようです。 ウルシと同様に幹を傷つけると樹液が採れますが、量が少ないので利用されていません。 (写真)花 2012.5.12 加古川市上荘町

(写真)果実 2019.6.18 加西市玉丘町

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