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モチノキ


モチノキ目 モチノキ科

常緑の高木で、海岸に近い山地の常緑樹林に多く生えます。

日本の本州(宮城県・山形県以南)、四国、九州、沖縄と朝鮮半島南部、中国中南部、台湾に分布します。 雌雄別株で花は4月に咲き、花粉は昆虫が運びますが、受精しなくても果実は熟します。 モチノキタネオナガコバチという蜂が夏に発育中の種子に産卵し幼虫となって越冬しますが、幼虫が実の色を操作して秋になれば赤くなるはずの実の色を緑のままにします。 このことによって、幼虫は実とともに鳥に食べられることを防いでいると考えられています。 一方、未授精の発芽しない果実は3割程度あることがわかっており、コバチは受精した種子にだけ産卵することから、コバチに余分な時間と労力をかけさせることで、モチノキはコバチの繁殖を妨害していると考えられています。 樹皮からトリモチを作ることができるので、これが名前の由来になりました。 赤い実がたくさんついて美しいので、公園や庭によく植えられます。 (写真)果実 2018.12.5 稲美町加古

(参考写真)花 2018.5.24 明石市明石公園

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