ソメイヨシノ
バラ目 バラ科
落葉の高木で、観賞用として全国各地に植えられています。
江戸時代末期に江戸の染井村(現在の東京都豊島区)でつくられたもので、エドヒガンとオオシマザクラの雑種と考えられています。 桜の名所であった大和の吉野山にちなんで吉野桜として売られて広まりましたが、後に吉野山に多いヤマザクラとは種類が違うことがわかり、混同しないようにソメイヨシノと名づけられました。 果実は成りますが種子は発芽しないので、今植えられているものは全て挿し木や接ぎ木で増やした同じ遺伝子を持つクローンです。 花は3月下旬~4月に、葉が展開する前に咲きます。 理由はわかりませんが他のサクラに比べて木の寿命は短く、60年~100年程度といわれています。
全国各地で川の堤防に桜並木として植えられ桜堤(さくらづつみ)と呼ばれていますが、兵庫県では瀬戸内海から日本海まで川沿い(武庫川~篠山川~加古川上流~円山川)を桜並木でつなぐ「ふるさと桜づつみ回廊」が整備されています。 (写真)2016.4.3 丹波市山南町