アラカシ
ブナ目 ブナ科
常緑の高木で暖温帯の照葉樹林の構成種ですが、西日本の山地で最も普通に見られる常緑のどんぐりの木です。
日本の本州(宮城県・石川県以西)、四国、九州、沖縄と朝鮮半島南部、中国、台湾、東南アジア、ヒマラヤに分布します。 雌雄同株で雄花と雌花があり、花は4月~5月に咲き、花粉は風で運ばれます。 果実は、花の咲いた年の秋に熟します。 葉の鋸歯(ギザギザ)が他のカシ類より大きくて粗く、枝ぶりも粗野な感じがすることからアラカシと呼ばれています。 公園や生垣によく植えられ、特に生垣としては関東地方ではシラカシがよく使われるのに対して、関西地方ではアラカシがよく使われます。 (写真)2017.10.8 丹波市山南町