ネズ
ヒノキ目 ヒノキ科
裸子植物の常緑低木~小高木で、中には高木になるものもあります。
丘陵や山地の尾根などのやせ地に生えます。 日本の本州、四国、九州と朝鮮半島、中国北部に分布します。 雌雄別株で花は4月頃に咲き、花粉は風で運ばれることから花粉症の原因になることがあります。 果実は他の針葉樹のような松ぼっくり状ではなく液果で、受粉の1~2年後の10月頃に黒紫色に熟し、鳥に食べられて種子が散布されます。 葉は鋭くとがり触ると痛く、昔は枯れ枝を天井に置いてネズミを防いだことからネズミサシとも呼ばれます。 また、ムロ、モロノキとも呼ばれます。 加古川流域の篠山市畑市(西光寺跡)には、幹回り310cm、高さ21mの兵庫県最大で全国第5位の巨木があります。 (写真)2018.10.8 加古川市加古川町