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ヒノキ


ヒノキ目 ヒノキ科

裸子植物の常緑高木で、元来はブナ帯から亜高山帯の尾根や岩場に自生しますが、現在ではスギに次いで多く植林されています。

日本の本州(福島県以南)、四国、九州と台湾に分布します。 江戸時代の大和本草という書物には、錐(きり)でもめば火を生ずることから「火の木」というと書かれ、名前の由来のひとつの説となっています。 名前の由来としては他に、尊く最高のものを表す「日」をとって「日の木」が由来だという説、神宮の用材に用いられることから「霊の木」が由来だという説があります。 雌雄同株で雄花と雌花があり、花は4月に咲き、多量の花粉が風で運ばれることから花粉症の主要な原因のひとつとなっています。 木材は良い香りと耐久性があり、建築用材として多く使われています。 法隆寺など多くの歴史的な木造建築物には、ヒノキが多く使われています。 樹皮は縦に裂け目ができてはがしやすいこともあり、神社や寺院の屋根に使われてきました。 (写真)2018.11.27 三木市久留美

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