ミズトンボ
キジカクシ目 ラン科 日当たりのよい湿地に生える多年草で、高さは40~70cmになります。 日本の北海道(西南部)~九州と、中国(東北部~東南部)に分布します。 花は、8月~9月に咲きます。 自生地の開発、自生地の遷移、園芸目的による採取などにより減少しつつあるといわれてい...
コシンジュガヤ
イネ目 カヤツリグサ科 低地~山地の湿地や湿原に生える一年草で、高さは30~40cmになります。 果実は8月~9月に見られ、白くて丸いところを真珠にたとえ、シンジュガヤより小型であることから名づけられました。 この仲間はよく似ていますが、葉鞘に広い翼(よく)があるのがコシン...
アブラガヤ
イネ目 カヤツリグサ科 低地~山地の湿地、ため池の縁、休耕田に生える多年草で、高さは1.2~1.5mになります。 穂が油色でやや油臭いことから名づけられました。 果実は、8月~10月に見られます。 日本の固有種で、北海道~九州に分布します。 (写真)2021.9.1 小野市来住町
ホソバシュロソウ(ナガバシュロソウ)
ユリ目 シュロソウ科 林縁や山間の湿った草地に生える多年草で、高さは60~80cmになります。 シュロソウの母種にあたり、シュロソウや花が黄緑色のアオヤギソウは変種になります。 葉の幅が3cm以上あるシュロソウに対し幅が3cm以下と狭いこと、葉が枯れて葉の付根に残る葉鞘の繊...
オオカナダモ
オモダカ目 トチカガミ科 ため池、川、水路に生える多年生の沈水植物で、全長は1mにもなります。 南アメリカ(ブラジル南東部、ウルグアイ、アルゼンチン)原産で、生物の実験材料として日本に持ち込まれたものが野生化し、1940年代には山口県で野生化の記録があります。...
ソクシンラン
ヤマノイモ目 キンコウカ科 ため池のあぜや山麓の草地など、日当たりのよい湿った草地に生える多年草です。 花は4月~6月に咲き、花茎は高さ30~50cmになります。 日本の本州(関東地方以西)~沖縄と、朝鮮半島(南部)、中国(南部)、台湾、マレーシア、フィリピンに分布します。...
チゴユリ
ユリ目 イヌサフラン科 丘陵~山地の落葉広葉樹林の林床に生える多年草で、高さは15~30cmになります。 日本の北海道~九州と、朝鮮半島、中国に分布します。 花は、4月~5月に咲きます。 球根はなく、やや太い地下茎をもち、冬は地上部が枯れますが春になると地下茎から新しい茎が...
シンテッポウユリ
ユリ目 ユリ科 台湾原産のタカサゴユリと九州南部~南西諸島に分布し園芸植物として栽培されるテッポウユリの交配により日本で1951年に作り出された園芸種で、高さは0.3~1.5mになります。 これが野生化したものや、タカサゴユリ、さらにはその交雑したものが日当たりのよい法面、...
マルバツユクサ
ツユクサ目 ツユクサ科 海岸近くの砂質地に生える1年草で、高さは30~50cmになります。 花はツユクサよりも少し小さくミッキーマウスの顔のように見え、葉はツユクサよりも幅が広く縁が波打っています。 花は、7月~10月に咲きますが、地中にも閉鎖花をつけ自家受粉して種...
ヤマジノホトトギス
ユリ目 ユリ科 森林内や林縁に生える多年草で、高さは30~60cmになります。 兵庫県内ではよく似たセトウチホトトギスがありますが、セトウチホトトギスは花柱や花糸に紅紫色の斑点があるのに対し、ヤマジノホトトギスは両方ともに斑点がないことで見分けることができます。 ...